改めて思い知らされています。
母が亡くなった時とは全く違う感情も同時に抱いています。
それは時に事務的でとても冷たくて、あっけない…
自分が大切にしている、ありとあらゆる“物”が結局最後は“無”になるということ。
「生きる」のに、生活に本当に必要な最低限のものだけでいいのではないか、
という気持ちにもなったりします。
そんな事務的な冷たさの中に、どっと割り込んでくるような温かい感情に戸惑いながら
また蓋をして、事務的にこなしたり…を繰り返しています。
だから、それでも人は前を向けるのかもしれないですね。
そして・・・新たに産まれた命がありました。
亡くなった命と少しだけ挨拶を交わして、この世に存在しています。
これまでに無い世界が目の前に広がって、楽しさと愛くるしさと戸惑いが
入り混じった、目まぐるしい毎日を送っています。
そしてこのかけがえのない存在が、亡くなった命を想う孤独から
私を救ってくれているように感じています。
そして新たに!腱鞘炎という、ピアノでは起こしたことのない不調を手に抱え
思うようにピアノが弾けていません

新しい命が芽生えると、これまでとはまた違った音楽や歌詞が浮かぶと言われていますが
今のところ、毎日に追われすぎて、残念ながらそんな深い歌詞は降りてこないです


でも曲は浮かんできて、書き留めています

皆さんの前で音楽を奏でられなくなってからもうすぐ6年。
前と同じような活動は難しいかもしれないけれど、また違った形で
再開していきたいと思っています。
それがその先どのように広がっていくのかは、分からないけれど、
心に響く音楽を奏でたい・・・その思いを忘れずに、地道に練習を重なて
奏でるべき瞬間に備えたいと思います

来年はそんなタイミングがあるかも

と期待して、早く手が治ることを祈りながら、その瞬間を迎えたいと思います
